ちょうど40才のサラリーマン、ホクミヤです。
わたしは製造業の営業をしているのですが、今年の4月から物価高騰や賃金アップのあおりを受けて、お客さんへ値上げのご連絡をします。
先に言っておくが、抵抗するな。
普通に考えて、仕入れ額が上がれば販売価格は上がる
当たり前のことなんですよ。
たとえば飲食店に行って、豚の生姜焼き定食700円で食べたとしましょうよ。
で、その中の豚の仕入値が400円だったのが、値上がりして800円になったら豚の生姜焼き定食の値段上げません?上げますよね?(値段設定は分かりやすいように言ってます)
これがですよ、一時的なのか継続的なのかで判断が変わるところだと思うんですけど、継続的に値上がりしたとすれば、これはもう考える余地はありませんよね。
いろんなことが起きて、突然豚の飼育が格安で出来てどこからともなく豚が大量が出現すれば話しは変わりますよ。
そういう場合でない場合は、仕方なく、泣く泣く、残念ですが、誠に心苦しいお知らせではございますが、的な感じのトーンで話しをして値上げとなります。
と、言うしかない訳ですよ。こちとら。
「値上げする」と言ったら抵抗するな
わたしは製造業の営業部に配属されてから、12年経過しました。
その間に4回ほど値上げをする機会があり、その度にお客様から「なんでなんだ!」「そんなことをされては困る!」「値上げの詳細を細かく提出しろ!」などなど、とにかく納得がいっていないご様子の反応をされます。
中には「無理に決まってんだろ!考えて喋れや!おらぁ!」と昭和のバリバリ系の人もいて、なんつー無茶苦茶なこと言ってくるんだと何度思ったことか・・・。
それから12年、いまではそんなことをいう輩はほとんどいない。
いくつか理由があると思うが、やはり下請け法で無理な値下げを要求出来なくなったことが大きいと感じる。
あと、廃業している製造業の増加で、製造できる会社が減ったりしていることで、値上げ依頼を無理に拒否した場合に、受注拒否なども起きる可能性があるからだ。(業界、業種、品質によるだろうけど)
とはいえ、そういった競争力の低下がもたらすのは品質低下と、コスト重視の海外へ転注なども考えられるので、値上げする側もヒヤヒヤすることもある。
だけども、これだけ世の中で物価高、賃金上昇のニュースが出まくれば印象としてはかなり値上げしやすい状況になってきていると思う。
今はほんとうにその辺の仕事(お金関係)はやりやすくなったと感じてる。
そんな訳で、「値上げする」といったら抵抗はするな。
おわりに
ま、でも。
最終的にはお客様の方が力(パワー)あるんで、その後も良好な関係を続けていく為にある程度は、融通を利かせて上手い立ち回りをした話し合いが必要になるけどね。
色々言ったけど、今回の値上げも数人はゴネる人いたわ